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2020年3月17日
「プラス1,500歩」で3万5,000円の医療費節約
健康づくりと病気の予防には、適度な運動が大切です。
運動習慣と医療費の関係をご紹介します。
生活習慣病の予防に、ウォーキング(歩行)を
運動不足は、メタボリック症候群や糖尿病、高血圧といった生活習慣病の原因となり、アルツハイマー型認知症との関連も示されています。健康増進・疾病予防には、適度な運動が不可欠です。
日常生活の中で最も手軽に行える運動のひとつは、ウォーキングです。有酸素運動であるウォーキングは、生活習慣病の予防に役立つだけでなく、気分転換やストレス発散などのリラックス効果、脳や免疫機能の活性化も期待できます。
いつもより「1日1,500歩」多く歩くと、年間医療費3万5,000円減らせます!
厚生労働省「健康日本21(第2次)」で示された、1日あたりの歩数の目標値は、20〜64歳の男性は9,000歩、女性は8,500歩、65歳以上の男性は7,000歩、女性は6,000歩です。
しかし、「平成29年 国民健康・栄養調査」では、1日あたりの平均歩数は、いずれの年代、性別でも、目標値より約1,500歩不足していることが明らかになっています。(下グラフ)
一方、国土交通省では、ウォーキングによる健康増進効果を「見える化」するため、歩数と医療費抑制効果の関連性を分析しています。これまでの研究報告(下表)をもとに解析した結果、1日1歩あたりの医療費抑制効果は、0.065〜0.072円と試算されました。つまり、1日に1,500歩多く歩けば、1人あたり年間約3万5000円もの医療費を削減できる計算です。
1,500歩は、約15分のウォーキングに相当します。1日プラス1,500歩を意識して、健康増進・疾病予防と、医療費削減に努めましょう。