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見た目年齢は人それぞれ。実年齢より若く見える人もいれば、老けて見える人もいます。今回は、見た目年齢と寿命の関係に関する研究をご紹介します。
若く見える人は死亡率が低い
若々しく見られることは、多くの人の願いであり、化粧品やサプリメントの分野でも、アンチエイジングに関する研究が盛んに行われています。最近の研究では、見た目の若さが、死亡率と関連していることが明らかになってきました。
デンマークのグループが発表した研究では、70歳以上の同性の双子1,826名を対象に、見た目年齢と死亡率の関係を調査するため、それぞれ顔写真を撮影し、7年間の経過を観察しました。
見た目年齢は、年齢層や職種の異なる41名の男女(22〜87歳)に双子の顔写真を見せ、推測された年齢から算出。また、老化の指標として、(1)身体機能、(2)認知機能、(3)加齢とともに短くなる“テロメア(染色体の端にある構造体)”の長さなども測定されました。
その結果、見た目年齢は死亡率と有意に相関しており、実年齢よりも若く見える人は長生きする傾向、一方で老けて見える人は寿命が短い傾向が示されました。また、老けて見える人は身体機能、認知機能が悪化し、“テロメア”が短いことが分かりました。これらのことから、70歳以上の高齢者では、「見た目年齢が高いと、死亡率が高い」という相関関係があることが示唆されます。
また、別の研究では、見た目年齢が決まる要因は、髪の毛や服装だけではなく、顔全体の印象が重要であることが示されました。
「自分は若く見える」と思うことが長生きにつながる!
イギリスのグループから発表された研究では、「自分は実年齢よりも老けて見える」と思っている人は、死亡率が高くなるという結果が報告されています。
6,489名(52歳以上/平均年齢65.8歳)を対象に、“自分が何歳くらいだと感じるか”と質問し、自己認識年齢と死亡率を解析。
解析の結果、自分は「実年齢より若く見える」と思っている人に比べ、「老けて見える」と思っている人は、死亡リスクが1.4倍になることが示されました。
このことから、第三者による評価だけでなく、自分自身を若いと思うことも、長生きするためには重要な要素であることが示唆されます。
見た目年齢の若返りには、メークや美容系サプリメントの活用も効果的です。ぜひ、試してみてはいかがでしょうか。