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年齢とともに現れる関節のトラブル。起きてしまうと、自立した生活をおくることができる"健康寿命"を縮めたり、生活の質を低下させる原因となります。未来の元気を守るために、早めの対策を行いましょう!
年齢トラブルは、高齢になると突然起こるわけではありません。実はもう少し早い段階から、徐々にリスクが積み重ねられています。
歩くのが遅くなったり、よくつまずくようになるなど、筋力の低下や関節の不調は、生活の質を低下させる原因に。ほうっておくと将来の寝たきりにつながってしまうことも。
そうなる前に、早めの予防対策が大切!"軟骨・筋肉・骨"のすり減りや衰えを防いで、いつまでも自由に動ける体を維持しましょう。
すり減りを防いで健やかキープ
関節の不調の多くは、関節部分で骨の表面を覆っている軟骨がすり減ることで起こります。
軟骨には、骨同士の摩擦や衝撃を和らげるクッションのような役割があり、なめらかな動きに欠かせません。
しかし軟骨は、年齢とともに徐々にすり減ってしまいます。すると、動きがぎくしゃくし、痛んだり、ひどくなると歩けなくなってしまうことも。
軟骨をすり減りから守るためには、どんな対策がよいのでしょうか。
おすすめ成分
「グルコサミン」は、軟骨を構成する"プロテオグリカン"のもととなる成分。十分にあれば、関節の曲げ伸ばしをスムーズにするのに役立ちます。また、「コンドロイチン」は「グルコサミン」と併せて摂ることで軟骨をサポートする力が高まるとされています。
関連記事:関節に違和感を感じたらグルコサミン&コンドロイチンの始めどき。効果は?
軟骨の15〜20%程度を占めている「二型コラーゲン」も、摂っておきたい成分のひとつ。関節の柔軟性や強さをサポートする役割を果たしています。
筋力低下に注意!歩行力を維持するには?
すり減りとともに気をつけたいのが、筋力低下。筋肉は、体を支えるのに欠かせませんが、年齢を重ねるとどうしても衰えてしまいがちです。
筋肉のもととなるたんぱく質をしっかり摂り、ウォーキングや筋トレなどの運動習慣も取り入れて、筋力アップを目指しましょう。
おすすめ成分
筋肉の維持には、「HMB」がおすすめ。
HMBは筋肉の合成を促進したり、分解されるのを防ぐはたらきをもち、臨床試験の結果でも、高いサポート力を発揮しています。ダイエットサポートとしても注目されている成分です。
関連記事:脂肪を燃やす"筋肉"はダイエットの救世主。「HMB」で効率よく筋育!
「ブラックジンジャー由来5,7-ジメトキシフラボン」も、加齢により衰える歩行能力を維持するのに役立つ成分です。
60歳以上の男女45名において、1日1.89mg・8週間の連続摂取により、6分間歩行テストにおける歩行距離が増加することが報告されています。
骨がもろくなるリスクも。今のうちから骨量を増やそう
骨は、古い骨を壊し、カルシウムなどを使って新しい骨をつくるという"骨代謝"により、毎日つくり替えられています。
つくられる量が壊される量を上回っていれば、密度の高い丈夫な骨をキープできますが、加齢などによって壊される量が上回ると、スカスカになり骨折しやすくなってしまいます。
特に女性は要注意。女性ホルモンのエストロゲンは、丈夫な骨づくりに関わるため、更年期以降に分泌量が減ると、骨がもろくなるリスクが高まります。
おすすめ成分
丈夫な骨を維持するには、若いうちに骨量をできるだけ増やしておくことが大事。
サプリメントでは、カルシウムだけでなくその定着を助ける「CBP」を一緒に摂るのがおすすめ。軟骨の再生を助けるはたらきも期待されています。
また「マグネシウム」も骨づくりに欠かせない成分。こちらもカルシウムと一緒に摂りましょう。
早めの対策で、ずっと元気な関節をキープ!
厚生労働省の調査※によると、「要支援になる原因」の1位は関節疾患だそう。そうなってしまう前に対策をすることで、将来の元気を守りたいですね。
まだトラブルが起きていない今だからこそ、将来に備えましょう!
医師・薬剤師・栄養士から構成される専門スタッフが、医薬品、医薬部外品、健康食品について飲みあわせを含めて、ご質問・ご相談を承ります。