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ブルーベリーやルテインなど目によいとされるサプリは数あれど、自分にはどれが合っているのかさっぱりわからないというあなた!それぞれの成分のはたらきを詳しくご紹介します。
物を見るためになくてはならないパーツ「目」。 近年スマートフォンやパソコンの普及で、日々酷使しているため、眼精疲労や視力低下がすすむなど目のトラブルの危険性が心配です。
深刻な症状が出る前に予防をしたいけれど目にいい成分がわからない・・・とお悩みのあなたにはたらきを詳しくお伝えしていきます。
ピント・ぼやけなど見る機能を助けるのは「ブルーベリー」と「カシス」
ピントが合わない、ぼやける、目の疲労感があらわれたらそれはロドプシンが足りていないのかも?
ロドプシンとは光を感知する色素体のこと。このロドプシンが分解と再合成を繰り返しているおかげで私たちの目はものを見ることができるのです。 そんな重要な役割を持つロドプシンですが、加齢や目の酷使により再合成力が低下。
そこで活躍するのが目にいいと言われる代表的な成分「ブルーベリー(ビルベリー)」、そして「カシス」です。 ブルーベリーとカシスのはたらきを支える重要な含有成分は「アントシアニン」。 ポリフェノールの一種であるアントシアニンには、目の機能を支えるロドプシンの再合成を促進するはたらきがあると研究で判明しています。
その他カシスには、優れた血流改善作用があり、血行不良によりできる目の下のクマを改善し、健康的で明るい目元に導くはたらきも期待されています。
参照:ブルーベリー(ビルベリー)(成分辞典)|カシス(成分辞典)
加齢性黄斑変性には「ルテイン」!
加齢性黄斑変性とは、ものがゆがんで見えたり、中心部が欠けて見えたりする目の病気です。
これは目の網膜の黄斑部に存在する「ルテイン」の不足が原因のひとつとなります。 ルテインはほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれるカロテノイドの一種で黄色い色素成分のこと。 抗酸化力が非常に強いため、黄斑色素濃度を高めてコントラスト感度を維持・改善するほか、パソコンやテレビなどから発生するブルーライトからの酸化ダメージを和らげ、目を保護するはたらきもあります。
参照:ルテイン(成分辞典)
ドライアイにお困りなら「マキベリー」
オフィスワーカーの3人に1人が悩むといった報告もあるドライアイ。目がひどく乾く症状があらわれます。
この症状には、別名チリアン・ワインベリーとも呼ばれる南米チリ原産の果実「マキベリー」が有効です。濃紫色の果実から採れるエキスにはアントシアニンのなかでも抗酸化活性の強いデルフィニジン類が多く含まれ、涙腺へのストレスからくる涙の減少を抑制、ドライアイの改善が期待できます。
つらい目の疲れ・・・眼精疲労なら「クロセチン」
一度は感じたことのある目の疲れ。 そんなときには「クロセチン」を試してみては?
クロセチンはクチナシの果実に含まれる天然色素でカロテノイドの一種で、体内で発生する活性酸素のダメージから目や皮膚などの細胞組織を守るはたらきがあります。 特に、視力の低下にもつながる眼精疲労や血流の改善に役立つことがわかってきています。
参照:クロセチン(成分辞典)
はたらきを理解して目の健康を保とう
ひと口に目にいい成分と言ってもそのはたらきは様々。
それぞれのはたらきが分かったところで自分に合ったものを摂ってみてはいかがでしょうか。 クロセチンとルテインなど成分によっては複数を組み合わせて摂るほうが良い結果が得られる可能性があるものもあります。
目はこれからも毎日使い続ける大切な部位。本当にいい成分を摂って目をいたわってあげてくださいね。