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3大保湿成分とは、コラーゲン・ヒアルロン酸・セラミドのこと。「なんとなく肌によさそう」というイメージはあっても、詳しくは知らない方も多いのではないでしょうか。それぞれの成分の特徴やそして効果的な補給方法をご紹介します!
美肌のカギは「保湿」
スキンケアで必ずといっていいほど取り上げられている「保湿」。保湿がきちんとされていると肌のバリア機能やターンオーバーが正常に保たれ、美しく健康的な肌になれるのです。
肌がカサカサ、ハリがない、シワ・たるみ気になる...そんなエイジングサインにお悩みの人、表面的なスキンケアで終わらせてしまっていませんか?若々しい肌への近道は「正しい保湿」です。代表的な保湿成分であるコラーゲン・ヒアルロン酸・セラミドについてご紹介します。
3大保湿成分の特徴
■肌のハリ・弾力に欠かせない【コラーゲン】
コラーゲンはタンパク質の一種で、肌・骨・血管・関節など体のいたるところに存在しています。体内のコラーゲンの割合は皮膚に約40%、骨・軟骨に約20%、残りの約40%が内蔵・血液などです。
皮膚のコラーゲンは真皮層に含まれており、その割合は約70%。網目のように張り巡らされていて、肌のハリ・弾力に欠かせないバネのような役割を担っています。体内のコラーゲン量・質ともにピークは20歳前後です。その後は年齢と共に減少していくため、シワ・たるみなどのエイジングサインに繋がっていきます。
肌のハリ・弾力だけでなく、血管をしなやかに保ったり、関節をスムーズに動かしたりと役割は様々。丈夫な髪・爪・筋肉や作られることや、血圧や血糖値の調整などが行われるのもコラーゲンのおかげなのです。
動物の骨・魚の皮などに含まれていて、古くから食材として身近な存在でした。代表的なものをあげると、鳥の手羽先・レバー・フカヒレ・モツ・すっぽんなどにも豊富に含まれています。
しっとりぷるぷるな肌を保つ【ヒアルロン酸】
ヒアルロン酸はコラーゲンと同じく、もともと体内に存在する成分です。ムコ多糖類というねばねばした物質の一種で、わずか1gで6Lもの水を蓄えることができます。
体内では細胞と細胞の間に多く存在し、水分の保持や細胞を守るクッションのような役割を担っています。ハリのある肌や保湿を維持し、シワ・たるみの予防をするためにもヒアルロン酸は欠かせません。
体内のヒアルロン酸量のピークは赤ちゃんのときです。20代までは大きな差はありませんが、30代から急激に減っていきます。40代では赤ちゃんの約半分、60代では1/4程度まで少なくなってしまいます。
食材では、豚足・鶏軟骨・鮭・山芋・オクラ・納豆などに豊富に含まれています。しかし、食品に含まれるヒアルロン酸は分子が大きいため、なかなか吸収されません。効率よく摂取するにはサプリメントがおすすめです。
保湿&バリア機能を持つ【セラミド】
セラミドは表皮の角質層にあり、細胞間脂質という細胞同士の間を埋める脂質の約50%を占める成分です。
細胞間脂質は角層細胞の隙間を満たすことで、保湿や外部からの刺激が侵入することを防ぐ役割を担っています。セラミドは脂質でありながら水に馴染みやすい「親水基」という部分を持つため、細胞間脂質の保湿・バリア機能が高くなっています。
化粧水の成分が浸透する角質層にセラミドは存在するので、スキンケアで補うことが効果的です。できるだけ配合量が多いものを選びましょう。
3大保湿成分を上手に活用しよう!
コラーゲン・ヒアルロン酸・セラミドは、どれも保湿に欠かすことのできない大切な成分。美肌の基本となる3大保湿成分を取り入れて、うるおいに満ちた肌を手に入れましょう。