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紫外線には「UV-A」と「UV-B」の2種類あるってご存知ですか?少しくらいの日焼けなんて気にしない!という人は、将来シミ・シワ・そばかす・たるみなど多くの肌トラブルに悩まされてしまうかも...。紫外線について正しい知識をご紹介します。
知っているようで知らない「紫外線」
紫外線ってなんとなく肌に良くなさそう...。そんなイメージは持っていても、具体的に何故良くないのかを説明できる人は意外と少ないのではないでしょうか。紫外線には「UV-A」・「UV-B」の2種類があり、私たちの体に与える影響はそれぞれ異なります。日焼けで肌が黒くなるだけでなく、シミ・シワ・たるみなど恐ろしい肌ダメージにまで関係しているのです。
効果的な紫外線対策を行うためには、UV-A・UV-Bについて正しい知識を持つことが大切です。しっかり理解していきましょう。
日常生活でじわじわ蓄積するUV-A
UV-A(紫外線A波)は日常生活の中で知らない間に長期間浴び続け、影響が蓄積していくことから「生活紫外線」とも呼ばれています。日差しを浴びた後すぐに肌を黒くしていくため、夏の昼間だと20分程度浴びただけでも一時的に肌が黒く変化します。さらに浴び続けると、黒さが残った状態が持続します。
UV-Aは肌に浴びると30〜50%が表皮を通過して真皮にまで到達するため、肌の奥にある線維芽細胞・コラーゲンなどにダメージを与える点にも注意が必要です。シワ・たるみなどの"光老化"を促す原因となります。じわじわと確実に肌にダメージを与える...結構怖い紫外線です。
UVケア・日やけ止めに表記されている「PA値」は、このUV-Aのブロック効果を表しています。
急激でダメージ大のUV-B
じわじわと肌の奥にもダメージを与えるUV-Aに対し、UV-B(紫外線B波)は多くが肌の表皮で散乱・吸収されますが、そのダメージは急激で大きいことが特徴です。別名「レジャー紫外線」とも呼ばれ、海水浴やスキー・ゴルフなどのアウトドアスポーツ、レジャーなどで起こる日焼けの主な原因とされています。私たちが「日焼けしちゃった!」とはっきり認識するときは、こちらのUV-Bのダメージが肌に現れているときが多いのではないでしょうか。
やけどのような状態になるので、最初の数時間で肌が赤くなりヒリヒリとした痛みが伴います。その後しばらくしてからメラニンが作られ始めます。短期的なダメージのみの印象を受けるかもしれませんが、長期的に浴び続けてしまうことで肌の炎症・シミ・シワ・たるみも引き起こします。
UV-Bをブロックしたいときは、「SPF値」が高い日やけ止めを選びましょう。
紫外線の影響は個人差あり
私たちの体は個人差が大きいため、同じ日に同じ時間日差しを浴びても、同じ日焼け止めを使っていたとしても、どのくらい影響を受けてしまうかは人それぞれ。すぐに赤くなり始める人、赤くなった後に黒く変化する人、赤くならずにすぐ黒くなる人、など日焼けのパターンも人によって異なります。
メラニンが多い人ほど黒い肌になって紫外線に強く、メラニンが少ないと色白で紫外線に弱い肌になるため、このような違いが起こります。
UV-A・UV-Bどちらも要注意!
じわじわとダメージを蓄積するUV-A、急激に大きなダメージを与えるUV-B。それぞれの特徴と、肌にどのような影響を与えるかのご紹介をしてきました。紫外線は目に見えないものなので、なかなかケアの重要性を意識しづらい部分ではありますが、サボってしまうと将来後悔してしまうかもしれません。ダメージに悩まない肌を目指すなら、UV-AとUV-Bどちらの対策もしっかり行いましょう。
引用元:オリーブチャンネル