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2020年10月29日
乾燥、くすみ、ハリ低下...それって"秋枯れ肌"じゃない?夏ダメージ精算ケア

積み重なった紫外線ダメージは、きちんと対処しないと、いつまでも肌トラブルを引きずってしまうことに。夏から秋への変わり目に肌の不調を感じる方は、要注意。今のうちに、真夏のダメージを精算しておきましょう!

乾燥、くすみ、ハリ低下...それって

「なんだか最近、化粧ノリも悪いし、肌の調子が良くない」と感じている方も多いのでは。
真夏のピークが過ぎ、肌のくすみやゴワつきを感じ始めたら、"秋枯れ肌"のサインかもしれません。

この季節に起こりやすい肌のトラブルについて、くわしくご紹介します。

"秋枯れ肌"って何?


紫外線はあらゆる肌老化を引き起こす原因となるため、肌にとって一番の敵といっても過言ではありません。太陽光は一年中降り注いでいるので、常に紫外線ダメージのリスクにさらされています。特に紫外線量がピークを迎える夏は、目に見えて影響を受けやすくなる時期です。

夏の間に蓄積したダメージは、少しずつ肌に不調サインとしてあらわれます。そして、秋になるとハリ低下やゴワつきなどの肌トラブルが発生。その多くは紫外線による乾燥が原因です。だから、この時期のトラブル肌は「秋枯れ肌」なんて呼ばれることも。

受けてしまったダメージを冬まで持ち越さないためにも、今のうちに適切なケアをしておくことが重要です。具体的な症状別に、原因と対処方法を見ていきましょう。

秋枯れ肌の特徴1.「乾燥」


原因は?

この時期にあらわれるトラブルは、実は乾燥が元になっていることも多いものです。秋に肌が乾燥してしまう主な原因は、次の3つが考えられます。

  • 紫外線ダメージによる乾燥
  • 夏よりも乾燥する環境
  • 保湿成分が足りない(さっぱりタイプの化粧品)

夏の間に浴びた紫外線が肌のバリア機能を低下させ、水分を保持できなくなり、乾燥してしまいます。また、秋は湿度が低下し、空気が乾燥し始めます。こうした状況で保湿成分を補わなければ乾燥が進み続け、あらゆる肌トラブルへとつながることに。

対処するには?

■秋も降り注ぐ、強い紫外線。しっかりと対策を!
夏より日差しが少し弱まったと感じても、目に見えない紫外線は肌にダメージを与え続けています。うっかり日焼けをして乾燥を進めないためにも、こまめに日やけ止めを塗って紫外線から肌を守りましょう。

■スキンケアを少しずつ衣替えする
夏に使っていたさっぱりタイプの化粧品。秋になってもそのまま使い続ければ、乾燥を進めてしまいかねません。環境の変化に合わせて、スキンケアも衣替えしましょう。
とはいえ、しばらくは暑さが残る時期。ベタつきが気になる場合は、油分の多いこっくりしたテクスチャーだと重たく感じてしまうことも。そんな時は、化粧水をしっとりタイプに変えたり、夜のスキンケアだけ保湿クリームを足したりするなど、少しずつ変えてみるのもおすすめです。
化粧品を選ぶ時は、水分保持効果のある保湿成分が配合されているものをチョイスしましょう。

《おすすめの保湿成分》

・セラミド
皮膚の外側の角質層にある脂質の一種。主にバリア機能を保つ役割を持ち、水分の蒸発を防ぎます。

・ヒアルロン酸
皮膚に存在し、肌のハリを保っている美容成分。加齢とともに減少していくため、積極的に補給したい成分です。

・サンゴ草(アッケシソウ)エキス
高い貯水力を持つ、注目の成分。水分を保持しながら角層内にとどまるため、高い保湿力を保つことができます。

秋枯れ肌の特徴2.「くすみ・ゴワつき」


原因は?

肌のくすみが気になるのと同時に、ゴワつきも感じる。それは、間違った角質ケアや環境の変化による乾燥で、肌表面の角質が厚くなっている状態かもしれません。
肌の乾燥が進むとターンオーバーが早まり、細胞が未熟なまま肌表面にあらわれてしまいます。未熟な細胞はダメージを受けやすいため、これをカバーするために角質がどんどん分厚くなっていき、くすみやゴワつきを感じるようになるのです。

対処するには?

■保湿&正しい角質ケア
くすみ・ゴワつきをなくそうとして、過剰に角質ケアをしてしまうと、かえって乾燥を進めてしまうことに。まずは、しっかりと保湿してターンオーバーを整えることを優先しましょう。その上でデイリーケアとして、余分な角質を適度に落とす「酵素パウダー洗顔」や「拭き取り化粧水」などを使用すれば、なめらかな肌に近づけるはず。
それでもあまり変化を感じない場合は、週に1〜2回「スクラブ」での洗顔や「ピーリングジェル」などを使ってスペシャルケアを行いましょう。

※各商品の商品説明をよく読み、使用頻度を調節してください。

▼関連記事
どんよりしてない?夏肌の「くすみ」3つの原因&対策

秋枯れ肌の特徴3.「ハリの低下」


原因は?

皮膚の真皮層でハリ・弾力を支えている、コラーゲンやエラスチンなどの成分。それらを生み出しているのは、同じく真皮にある「線維芽細胞」です。

紫外線を浴びると、そのダメージによって線維芽細胞のはたらきを低下させてしまうことに。そしてコラーゲンやエラスチンなどの美容成分が減ることで、夏が過ぎると肌のハリがなくなったように感じてしまうのです。

急にハリがなくなってきたと感じたら、線維芽細胞のはたらきを活性化させる成分にも注目しましょう。

対処するには?

ハリ低下が気になる時は、これらの成分を積極的に補うのがおすすめです。

《線維芽細胞を活性化させる成分》

・スーパーコラーゲン
真皮層に届いたスーパーコラーゲンは、新しいコラーゲンを生み出します。さらに、コラーゲン再生力だけではなく、肌の保湿バリア機能の向上も期待できます。

・プラセンタ
もともと体に存在する「成長因子(成長ホルモンを活性させるたんぱく質)」が豊富に含まれており、線維芽細胞を活発化させるはたらきがあります。

・コエンザイムQ10
コラーゲンづくりに使われるエネルギーを作り出してくれる「ミトコンドリア」の中にも存在し、そのエネルギー産生をサポートします。

・レチノール
ビタミンAの一種。肌の中で「レチノイン酸」という成分に変化し、コラーゲンの産生にアプローチします。

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夏に受けたダメージは、想像以上に積み重なっているもの。秋になって少しずつその影響が出てきても、慌てずしっかりとお手入れをすれば、まだ間に合います。
トラブルを冬に持ち越さないよう、今のうちに手を打っておきましょう。

【監修】DHC美容相談室 通話料無料 0120-575-370(日曜、祝日を除く9時〜20時)
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