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2024年11月29日
骨は3〜5年で生まれ変わる。老け顔は骨密度低下が原因?!
私たちの骨は骨代謝というサイクルによって常に新陳代謝を繰り返しています。破骨細胞が古くなった骨を壊し、骨芽細胞が新しい骨に作りかえています。若い人は3年ほどで、高齢になると5〜10年ほどの周期で体中の骨が作りかえられます。骨を壊す量と作られる量のバランスが取れていれば、丈夫な骨が保たれますが、壊す量が作られる量を上回ると、骨の密度がスカスカになり、もろく折れやすくなります。
とくに骨密度に関わる女性ホルモン・エストロゲンの分泌は40歳ごろから減り始め、50歳台で急激に減少します。エストロゲン分泌量が低下すると、年間2%骨密度が低下、10年で約20%の骨密度が低下してしまいます。そのため骨密度の低下は体より先に顔に影響が現れるといわれています。
顔面の骨密度が低下すると、「目の周りのくぼみ」や「下あごの骨が細く」なり、たるみや老け顔につながります。40代過ぎに見た目年齢に個人差がでてくるのも、筋肉を支える骨の密度が関係しているわけです。
男性は、女性より影響が少ないように思えますが、男性らしい骨格を維持する男性ホルモンテストロンの分泌が加齢とともに減っていきます。糖尿病や脂質異常症など生活習慣病や骨の健康に影響する割合が男性の方が高い傾向にあるため、注意する必要があります。
見た目も体内の若さを保つためにも、日頃から、骨に必要な成分補給と運動を心がけ、骨を強くしましょう。骨の形成に役立つカルシウム、ビタミンD、たんぱく質をしっかり摂りましょう。カルシウムやビタミンDは不足しやすいため、サプリメントで積極的に補給を。 運動は、ウォーキングや筋力トレーニングなど骨に刺激が加わる運動がオススメです。
厚生労働省 骨粗鬆症予防のための運動 骨に刺激が加わる運動を e-ヘルスネット 骨粗鬆症