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境町オリジナルサプリメント「さしま茶+葉酸」。境町では65歳以上の希望者約1,000人が継続摂取する「認知症・脳卒中予防のための葉酸サプリプロジェクト」が7年連続して実施されています。また、妊婦さんには母子手帳交付時に5ヶ月分がプレゼントされています。この葉酸にはどんな働きがあるのでしょうか。
葉酸はビタミンB群の1種で、別名「造血のビタミン」と言われ、赤血球やDNAを生成する栄養素です。ホウレンソウなど「葉もの野菜」の他、肉や豆などにも含まれますが、調理中に失われやすく体内利用率は50%程度。長時間の加熱調理により95%が破壊されることもあります。一方サプリメントは体内利用率が85%と高く必要量をしっかり補給することができます。
【各世代で重要な葉酸】
★妊娠を考える若い女性
葉酸はDNAを合成しながら成長する胎児には大変重要な栄養素です。胎児の神経管閉鎖障害を防ぐために、母子手帳には食事からの摂取に加え「1日400μgをサプリメントで摂取」が推奨されています。
★壮年期
生活習慣病などで高血圧になりやすい時期。葉酸が不足すると血液中の有害なたんぱく質「ホモシステイン」が増え血管内の細胞を傷つけるなど動脈硬化の危険を高めます。葉酸にはホモシステイン増加を抑制する働きがあります。
★壮年期〜高齢期
脳内の血流が滞ったり、有害な「ホモシステイン」が蓄積するとやがて脳卒中、認知症を招きます。葉酸補給は認知症・脳卒中などの予防につながり、健康寿命を保つのに役立ちます。
残念ながら日本人の約15%は遺伝子変異により葉酸をうまく活用できません。遺伝子的に6〜7人に1人は葉酸が欠乏しやすく、脳卒中・認知症リスクが高いわけです。
【葉酸サプリメントの摂取効果】
南九州市によって、葉酸サプリメント摂取前後(3ヶ月後)の血液検査が行われており、その結果はDHCによって日本薬学会に発表されています。
・血液中の葉酸値が増加した人 100%
・ホモシステイン値が減少した人 71%
モニター結果では有害なホモシステイン値が高かった人ほど減少幅が大きいことがわかりました。たとえ、遺伝子的に変異があっても葉酸サプリメント摂取で補えますので、 食事だけでは不足しがちな葉酸をサプリメントでチャージして、血液の健康と冴えた毎日を守りたいですね。
出典:日本薬学会2021年「葉酸と知覧茶由来カテキンを配合したサプリメントの摂取による健康リスク回避への効果」