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2023年8月28日
骨は運動好き!「若返り物質」を分泌させる臓器です。

骨は身体を支える支柱という役割だけでなく、重要な臓器でもあります。
近年、骨を形成する骨芽細胞から「オステカオカルシン」「オステオポンチン」などのホルモンが分泌され、全身の臓器を活性化する働きが注目されています。
骨から分泌される、このホルモン様物質は、脳、筋肉、肝臓、すい臓、腎臓、血管などにメッセージを送り、記憶力、筋力、精力、免疫力などをアップさせる、いわば「若返り物質」なのです。

骨も皮膚や血管の老化と同じように、加齢とともに老化します。とくに糖尿病、高血圧の人は骨量が低下しやくなっています。
骨の老化といっても、古いままの骨組みが経年劣化する訳ではなく、常に新陳代謝をしていて、全身の骨は3〜4年で新しい骨に変わります。高齢者でも5年〜10年で生まれ変わります。しかし、骨を作る細胞よりも骨を壊す細胞の方が多いと、もろく骨折しやすくなります。この「もろさ」が骨の老化状態になります。

では、骨を作る骨芽細胞を増やすにはどうしたらよいでしょうか。
骨には、運動や負荷をかけると強くなり、負荷をかけないと弱くなる性質があります。例えば、寝たきりの状態や、無重力で過ごす宇宙飛行士などは骨密度が急激に減少します。骨を丈夫にする運動は、衝撃や負荷の大きい運動です。ウォーキングやマラソン、つま先たちしてかかとを勢いよく落とすなど、かかとに衝撃を与え骨に力をかけると、骨芽細胞が増えるだけでなく、通常より早いタイミングで「オステオカルシン」を分泌する骨芽細胞が現れます。
日常生活でかかとを意識した運動を積極的に行い、丈夫な骨づくりと若返りを図りましょう。

参考:岡山大学 “骨が作る若返り物質”が運動で増える?!

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