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暑い日が続くと、気になるのは熱中症。初期症状としては、大量の汗、めまい、立ちくらみ、生あくび、こむら返り(筋肉のけいれん)、筋肉痛などがありますので、早めの対処と日頃から以下5つの行動心がけましょう。
1.のどが渇く前に水分補給
通常の環境で、人は食事の時以外で1日1,200mLの水分摂取が必要です。汗をかけば、さらに水分が必要です。のどの渇きは、すでに脱水症状のサイン。意識的にこまめに水分を摂りましょう。暑い環境で作業する場合は、15〜20分ごとに240mL、1時間で1Lくらいを目安に(※)。緑茶、コーヒー、紅茶はカフェインによる利尿作用があるため、不向きです。
2.ミネラル補給
汗で体内のミネラルも失われますので、梅干し、塩飴、マルチミネラルサプリメントなどを利用して適度なミネラル補給を心がけましょう。電解質や水分吸収のための糖質が多い飲料は、多飲すると糖尿病のリスクが高まりますので注意を。
3.室温28度を保つためにエアコンを使う
熱中症で救急搬送された人の4割以上が室内で発症しています。室内で熱中症による死亡者の9割がエアコンを使用していませんでした。初期症状段階でのエアコン使用状況調査では、高齢者よりも50代の使用率が最も低いという結果あるようですので、年齢に関係なく室温調節は重要と心得ましょう。
4.涼しい服装をする
風通しのよい服装を心がけましょう。汗が空気に触れ蒸発することで、熱を外に逃がし体温を下げることができます。また、日傘は直射日光を避けるとともに体温上昇を防ぐのに効果的です。
5.汗をかく習慣をつける
汗には体温を調節する働きがあります。梅雨時に夏日が続くと熱中症になりやすいのは、暑さに体が対応できないためです。日頃から運動で汗をかき、体温調節に慣れておくと、急激な気温上昇にも順応しやすくなります。
※米国疾病予防管理センター(CDC)