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2023年10月31日
日本人の98%がビタミンD不足!
今、「ビタミンD」が、丈夫な骨づくりや筋肉維持、転倒予防の他、流行のウィルス対策に役立つと注目されています。最近では糖尿病や不妊症、不育症にもビタミンD不足が関係するという報告もされています。
今年4月、東京慈恵会医科大学の研究チームが日本人におけるビタミンDの充足度を発表しました。※
発表は、2019年4月〜2020年3月に東京都内で健康診断を受けた5,518人(18歳〜91歳)を対象に調査した結果、98%がビタミンD不足に該当するというもの。年齢が低い人ほどビタミンD不足の割合が高く、測定したビタミンDのほとんどが動物性あるいは日光由来のもので、植物性由来のビタミンDはほとんど検出されなかったという内容です。
深刻なビタミンD不足を示した発表ですが、不足の原因は、食事から摂取できていないこと、屋外にでる機会が少なく、日焼け止めなどの影響で皮下での合成が少ないことが挙げられます。
不足するビタミンDを補うために、キクラゲなどのきのこ類、鮭、イワシなどを積極的に食べましょう。適度に日光を浴びることも大切ですので、日焼け止めも範囲を留めるなど工夫を。難しい場合は、サプリメントで効率よく補うのがオススメです。
DHC「みんな、げんき?」2023年10月号