美容や健康に関する情報をお届け
2024年6月25日
ビタミンDを味方につけて、丈夫な骨と力強い歩みを!
今、「ビタミンD」が、丈夫な骨づくりや筋肉維持、転倒予防の他、流行のウィルス対策に役立つと注目されています。最近では糖尿病や不妊症、不育症にもビタミンD不足が関係するという報告もされています。
2023年4月、東京慈恵会医科大学の研究チームが日本人の98%がビタミンD不足であることを発表しました。年齢が低い人ほどビタミンD不足の割合が高いことも分かりました。
深刻なビタミンD不足を示した発表ですが、不足の原因は、食事から摂取できていないこと、屋外にでる機会が少なく、日やけ止めなどの影響で皮下での合成が少ないことが挙げられます。
ビタミンDを補うためには、食事面ではきのこ類、鮭、シラスごはんなどを積極的に食べること。適度に日光を浴びることも大切ですので、日やけ止めも顔、首はしっかりと塗るが、脚や腕の一部は塗らないなど工夫をしましょう。1日数分でも効果的です。対策が難しい場合は、サプリメントで効率よく補う事がオススメです。
境町では転倒予防、筋肉維持を目的に、60歳〜79歳の方を対象に歩く機会を増やしながら「ビタミンD」サプリメントを1年間継続摂取する「歩活(あるかつ)プロジェクト」を今年も実施します。(お申し込み受付は7月4日から。詳しくは境町保健センターへ)
ビタミンD不足による骨の老化はあまり自覚症状がなく、肌や髪と違って変化が分かりにくいものです。「まだ先の話」ではなく「進行している老化」かもしれませんので、ビタミンDを味方につけて丈夫な骨と力強い歩みを目指しましょう。