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2025年4月28日
中年期のタンパク質摂取が多いほど、健康寿命が延びる


私たちの筋肉や骨、臓器、皮膚、爪の主成分はタンパク質です。筋肉は水分を除くと80%がタンパク質からできているほど、重要な栄養素で、健康維持に大きな役割を果たしています。このほど米国・タフツ大学の研究チームにより、中年期にタンパク質を多く摂取した人ほど、疾病なく健康的に加齢する可能性があることがわかりました。

追跡調査の対象は、登録時に主要な慢性疾患がなく、精神状態が良好、認知機能や身体機能に支障がない30〜55歳の健康な女性4万8,762人。2年ごとの追跡調査が行われた。

●調査スタート時点での平均年齢は48.6歳、36.6%がBMI値25以上、23.9%が喫煙者、882%が既婚者だった。そのうち3,721人が健康的な加齢の定義と合致。
●植物性タンパク質、乳製品タンパク質、動物性タンパク質の順で健康的な加齢との関連性が認められた。植物性タンパク質の摂取は身体的機能や精神的機能がより良好であることが確認された。
●動物性タンパク質や乳製品タンパク質、炭水化物、脂質を同等のカロリーで植物性タンパク質に置き換えると、より健康的な加齢につながることが観察された、
●主要な植物タンパク源は、パン、野菜、果物、ピザ、シリアル、焼き菓子、マッシュポテト、ナッツ類、豆類、ピーナッツバター、パスタ。


タンパク質の中でも植物性タンパク質の摂取は、良好な加齢につながり健康寿命を長くすることにつながります。日常生活で、「何を食べるか」という時にベストチョイスをしていきたいですね。

※出典:アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション

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