コラーゲンの生成を助けて肌のハリやきめを整え、また抗酸化のはたらきでシミを防いで、透明感を守ります。ビタミンＥの抗酸化力を高めるはたらきもあり、美肌づくりに欠かせないビタミンです。

コラーゲンは真皮の主成分となるたんぱく質の一種で、肌のハリと弾力を保つのに役立ちます。コラーゲンは肉や魚の皮や軟骨に含まれているので、煮込んで汁ごと食べるのがおすすめです。

エラスチンは真皮にある弾力線維で、コラーゲンに巻きつくように存在し、バネのようにコラーゲンを支えて、肌のハリや弾力を助けています。エラスチンは、牛すじ肉や手羽先などコラーゲンが豊富な食べ物に多く含まれています。

肌の新陳代謝を整え、うるおいを保つ脂溶性ビタミン。肌や粘膜を正常に保つほか、免疫機能を高めるはたらきもあります。肌がカサつくときはビタミンＡ不足の可能性も。ビタミンＡを多く含むレバーや、ビタミンＡに変換されるβ-カロテンが豊富な緑黄色野菜を摂取しましょう。油と一緒にとると吸収率がアップします。

α-リノレン酸はオメガ３と呼ばれる不飽和脂肪酸で、炎症を防ぎ、細胞の修復を助けるはたらきがあります。シソ油や亜麻仁油、くるみなどに多く含まれていますが、熱に弱いので生でとるのがおすすめです。

角層にある細胞間脂質の主成分。水分を保持し、花粉やホコリなどの外的刺激から肌を守るはたらきを担っています。そのため、セラミドが減ると保湿力やバリア機能が弱まり、肌がカサつくことで肌あれの原因になります。