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涙やけ・涙目・眼をこする・目ヤニが多い・眼の中が白くなり物にぶつかる
涙やけで、問題となるのは鼻涙管(びるいかん:涙がこの管を通って、鼻に抜けていく)のつまりです。鼻の短い犬などで起こりやすく、この管が曲がっていたり、中が細くなっていたり、炎症によってつまったりすることで、うまく涙が通らないために起こります。
その他にも、結膜炎や睫毛(まつげ)の異常が原因でも起こります。
また結膜炎や炎症性の病気の徴候で、目ヤニが出たり、角膜の炎症や白内障の徴候では、眼球が白色に濁ったりすることがあります。
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最近動きが鈍くなった・よろよろ歩く・散歩中に立ち止まることが多い・走ると息がゼーゼーする・横になっていることが多い
過剰なカロリーの摂取は肥満を招き、循環器・呼吸器・骨格などの障害や糖尿病などさまざまな生活習慣病をもたらします。
犬の理想体重は、ふつう生後10ヵ月〜1歳頃の体重が基本です。成犬の必要エネルギー量は、子犬時代に比べ大きく下がっているのに、まだ子供時代のフードや食欲を維持している場合、成犬用のフードへの転換や与える量の制限が必要となります。運動量の低下や、それを招く避妊・去勢手術の後、高齢犬(6才以上)も食事のカロリーコントロールが必要となります。
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皮膚をひっかく、なめる・体毛が抜ける・臭いが強い・毛にツヤがなくなった・足の先やパッド(肉球)をなめる
先天的な皮膚病のほか、皮膚の細菌や真菌による皮膚炎、寄生虫の感染症、内分泌性(ホルモン)の疾患、免疫に関わるものなどがあります。また腫瘍や、最近では人のようにアレルギーやアトピー、さらに精神的な原因も増えてきています。放っておくと皮膚病による悪臭や体臭がだんだん強くなることもあります。
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口臭が気になる
高齢化にともない、いつもそばにいておやつをもらう機会の多い小型犬の歯周病が増加しています。その口臭のコントロールも必要となりますが、治療の他に日頃からの予防措置が大切です。
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足を引きずる・よろめいたりふらついたりする・痛い足に体重をかけられず足を上げたまま・階段やソファーにのぼれない・横座りをする・散歩に行きたがらない
原因として、「股関節形成不全症」、「膝関節靭帯の断裂」、「膝蓋骨脱臼」などが考えられます。
●股関節形成不全症
先天的に股関節のへこみが浅くなっている犬に発症します。多くのケースが、大型犬の急激な骨の成長に筋肉の成長が追いつかなくなることで起こります。骨と筋肉の成長にアンバランスが生じると股関節は不安定になり、大腿骨の先端の骨頭が股関節のへこみにしっかりフィットしなくなります。そのため、股関節が脱臼しやすくなり歩行障害を起こします。
●膝関節靭帯の断裂
膝関節には、大腿骨と脛骨とをつなぐ5本の靭帯があり、半月板と相互に働き、膝の曲げ伸ばしが出来るようになっています。中でも前十字靭帯は幅が狭くて切れやすく、5歳前後に断裂を起こすことが少なくありません。
<原因>
過激な運動、肥満、いつも膝に大きな負荷がかかっている、靭帯が加齢性変化を起こしてもろくなっている、リウマチや関節炎などの免疫にかかわる病気にかかり切れやすくなっているなど。遺伝的な要因で特定の犬種(ダックスフンドやビーグル、ラブラドールやゴールデンなどのレトリーバー種、ロットワイラーなど)や大型犬種によく見られます。
さらに、フローリングなどの生活環境による要因や関節の構造上の問題もあります。
●膝蓋骨脱臼
膝蓋骨が正常な位置より内側あるいは外側に外れた状態をいいます。小型犬種に発生が多く、特にチワワ、トイ・プードル、シーズー、ポメラニアン、ヨークシャーテリア、マルチーズなどで多く起こります。小型犬では膝蓋骨が内側にずれる内方脱臼、大型犬種とダックスでは外方脱臼の割合が増加します。
<原因>
原因は先天性と後天性の二つに分けられます。
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(1)先天性:多くの症例が先天性で、膝関節の周りの筋肉や骨の形成不全、または靭帯の異常などによって脱臼が起こります。
- (2)後天性:打撲などの外傷が原因で膝蓋骨の周りの組織が傷ついたり、栄養障害などによって骨の変形が起こった結果、脱臼が起こります。
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便臭が気になる
小まめに処理していても便臭は臭うものです。体の内側からサポートすると効果的です。
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尿に血がまじる・何回もトイレに行く・いつまでもトイレにいる・尿をチビチビ出す・トイレ以外のところでする・喜ぶとおもらしするようになった・尿の切れが悪い
尿石や加齢が原因として考えられます。フードの形や成分の高栄養化などの食事の変化により、尿中の結晶の種類も変化し、尿石もさまざまなタイプがみられるようになりました。原因としては、体質的なものや食事の内容が考えられます。また、加齢により失禁(おもらし)をする高齢犬も増えてきました。
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動作がゆっくりになってきた・寝ていることが多い・食事をあまり食べない・異常な食欲・散歩も休み休み歩く・走るのが遅くなった・おしっこが長い・おもらしをする
加齢による変化はまず内臓に現れ、新陳代謝の低下を招き、病気のリスクが増します。また、体毛や容貌の変化、日常の動作が緩慢になったりするのも加齢の影響です。そのため、病気に対する免疫力の底上げが望まれます。また、内臓器官の活動の低下により、体に有害な物質を排泄する機能も低下しますので、デトックス(排出作用)の強化も大切なポイントだと考えられます。
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一人で留守番させると物を壊す・留守番の間ずっと吠えている・留守番させると家中におしっこやウンチをする・一人になると自虐的に自分の手やしっぽなどをかじる・いつも飼い主の動きを気にしている
飼い主が留守にすると急に精神不安を起し、家具などにかみ付いたり引っかいたりして破壊行動をとる犬たちが増えています。これは、子犬時代には母犬や兄弟に囲まれていたのに、新しい飼い主のところで生活するようになって、不安を覚えていたり、飼い主が日頃から過度にかまったり、留守番など急に一人にされるようなケースで発生します。だんだん激しくなってくることもあります。
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狭いところに入り込み後退できず出られなくなり騒ぐ・夜になると遠吠え(夜鳴き)をする・夜中に家中を歩き回る・急に驚いて吠える・異常な食欲
人の認知症とほぼ同じような意味で、認識障害という言葉が使われています。高齢化により、人と同じような症状や態度を示す高齢犬が増えつつあります。この分野は最近盛んに研究され、その対処法や新しい治療薬も現れ始めました。