健康食品・サプリメント・化粧品のDHC

プロフィール
井垣利英 (いがき としえ)
1970年生まれ。中央大学卒。大学在学中からフリーアナウンサーとしてテレビに出演。学習塾FC本部の企画営業、エステサロン講師、イベントプロデューサーとして経験を積み、2002年に(株)シェリロゼを設立、代表取締役。女性向けに内面・外見トータルの自分磨き「ブラッシュアップ講座」などを開催している。その他、企業や大学でのセミナーや講演、テレビ出演、雑誌記事の執筆など幅広い分野で活躍中。
書籍
美人オーラをつくる! キレイをみがく美的生活はじめましょう
美人オーラをつくる!
キレイをみがく美的生活はじめましょう

¥1,365(税込)
テレビや雑誌で活躍する「美とマナーの達人」が、心も体もピカピカになるコツを大公開!
あなたの個性や魅力を最大限に活かして、 メなりたい自分モになるための、とっておきの方法をお知らせします。
メークテクニックや笑顔の作り方、ウォーキングのレッスン・・・
けっこう自分に投資しましたね
アナウンサーになりたかったそうですね。それはどうしてですか?
名古屋の出身なのですが、高校生だった私にとって、素敵な憧れのキャリアウーマンといえば、テレビのなかのアナウンサー、ニュースキャスターが一番身近だったんですね。花形職業で、カッコよくて、キレイで、知的で。安藤優子さんみたいになりたかったんです。「夢実現のために、まず東京の大学へ行こう!」と思って、大学に入って上京したのです。
大学入学後すぐに、アナウンサー養成学校をはじめ、いろいろなところでレッスンを受けていらっしゃいますね?
夢を叶えるためですから、そのための努力は惜しみませんでした。まずアナウンサー学校で、アナウンサーという仕事は、言葉を消しゴムで消せるような仕事じゃないから、とにかく自分の発言には気をつけろということをさんざん叩き込まれました。たしかに人前で話すことの心構えや、発声法などの技術面は、学校で教わりました。でも実は、そういう技術面だけ磨いてもダメなんです。人前に立つ以上、幅広い分野の知識に加え、マナーやメーク、立ち居振る舞い、似合う色、歩き方といった内面も外見もすべてが必要なのだと気づきました。
私の場合は、父がたいへん躾に厳しい人で、挨拶や言葉遣いをはじめ、時間を守ること、箸の上げ下ろしにいたるまで、人間として正しいこと、守るべきことを、小さいときから口うるさく言われて育ちました。当時は厳しいなと思ったりもしましたが、学校でのレッスンでも、社会に出てからはなおのこと、とても役に立っているので、今では素直にありがたかったなと感謝しています。
通った中学・高校も、いわゆるお嬢さま学校でしたから、礼儀作法や校則が厳しかったのです。でもそのお陰で、後にマナーを学んだときには、すでに実践で身についていたことが多かったですね。
茶道、華道も小さいときから一通り習っていました。お茶は最近また習いはじめました。こういうことは、一朝一夕に身につくものではないので、地道な努力と日々の実践が必要ですね。
技術と内面に加えて、モデル事務所に入って外見の磨き方まで教わっていらっしゃいますね。
第一印象をよくするための必須レッスンです。メークに関しても、自己流は絶対によくないと思っていましたから。
たとえば、雑誌を見てもモデルは外国人モデルが主流でしたから、碧い目に合うシャドウ使いが、黒目の私に似合うはずがないとか。ファッションにしても脚の長いモデルさんのパンツスタイルが、そのまま参考になるわけがない。要は、「私に似合う」メーク、ファッションというものを知りたかった。モデル事務所でメークテクニックや笑顔の作り方、ウォーキングのレッスンを受けて、さらに、自分に似合う色を知るためにカラーコーディネートのクラスにも通いました。けっこう自分に投資しましたね 。
念願叶って、大学在学中からフリーのアナウンサーとして活躍されます。ところが、そのうちにお父様が倒れて、家業の学習塾を継ぐため名古屋のご実家にお帰りになる。
はい。そこから学習塾フランチャイズの営業、イベントプロデューサーへと活動分野を広げていって、次なる夢が膨らみます。それは30歳で会社を興すこと。具体的には何も決まっていなかったけれど、アナウンサーになりたくていろいろなスクールに通っていたとき、話し方、メーク、マナーなどすべてを1か所で教えてくれればいいのになぁと思っていたことを思い出したのです。結局は、ずいぶん遠回りをしたように見えますが、人前で話すこと、スクール経営、プロデュース業と何ひとつムダにならず、今の私の会社、シェリロゼの経営にすべて役立っています。
英語で天職のことをcallingといいます。「神様から呼ばれた」という意味ですが、常に目の前にある仕事に全力投球しているうちに、神様に呼ばれたんだと勝手に思い込んでいます。今の仕事は、私の天職だと思っています。
 TOP 
人生一度きりなのですから自分磨きをしなければもったいないですよ
「シェリロゼ」とは、どういう会社なのですか?
マナー、話し方、メーク、プラス発想、歩き方、シェイプアップなど、トータルに自分磨きをする「ブラッシュアップ講座」を開催する会社です。いくらメークが上手で顔立ちがよくても、意地悪な人はほんとうにはキレイに見えません。立ち居振る舞いがちゃんとしていても、言葉遣いが悪ければエレガントではありません。外見と内面がバランスよく磨かれて、はじめて「本物のキレイな女性」になり、「美人オーラ」がでるのだと思っています。
ところが、この講座をはじめて気づいたのは、自分に自信のない人がとても多いこと。顔立ちがキレイなのに自信がない人、高いキャリアを持っているのに自信を持てない人がものすごく多い。それはなぜか? 他人と比較してしまうからなんですね。
たとえば、キレイな立ち姿勢を知らなかった人がプロの指導を受け、美しい身のこなしができるようになれば、それだけでも今までの自分よりレベルアップします。また、プロから自分に似合うメークを習うと、見違えるようにキレイになる。そうやっていろんな角度から自信をつけさせてあげると、かもし出す雰囲気が、これを本書ではオーラといってるのですが、変わってきます。
講座では、いいところは口に出して褒めるし、その人の魅力を最大限に活かし、磨きあげることがテーマ。他人と比較しても何の意味もないことに気づいていただき、自己ベストの美をめざす。すると、3ヵ月後には、生徒さんの目の輝き、表情が劇的に変化します。
どういう人が最も劇的な変化をとげていきますか?
まず、真剣に変わりたいと思っている人や素直な人は、短期間で伸びます。年齢は関係ありません。最近は、50代、60代の方も増えてきましたが、自分たちより若い講師陣のいうことでも、素直に「そうか!」と思い、実行に移してみる。メークの講師に、口紅はこれが似合うと言われればすぐ買いに行く。話し方の講師から、発声練習の方法を習ったら、その日の夜から練習をするなど。その行動力と素直に受けとめる力がある人は、確実に変わります。
昔は私のようにアナウンサーになりたいとか、就職に役立てたいという方が受講していましたが、最近は自分自身を高めたいという方が大半です。年齢層も下は18歳から、上は60代までと幅広く、大学生、事務職、派遣社員の方から、女医さんや大学教授、会社の部長といったキャリア層など、さまざまな立場の方々が、「女性としてもっと素敵な人になりたい」という理由でおいでになります。
これまでは、男の人と肩を並べて仕事をするには、男性の何倍も努力しなければいけない男尊女卑の社会でした。そういう世界で勝つためのスキルを上げるのではなく、女性としての細やかな配慮、女性らしい振る舞いやマナーが武器になる時代がくると気づきはじめたからではないでしょうか。私が提案しているのも、「男の人と互角に戦おう」ではなく、「女性の感性をいかした仕事のやり方をしていきましょう」ということなんです。
今の若い女性たちに、ここを改善するとすごくよくなる、というメッセージを。
やはり素直な心になること。それから感謝の気持ちをもつこと。
たとえば飲み会などで、会社や上司の悪口を言う人がいますが、文句を言っている時間があるのなら、自分を磨いたり、仕事力を高めるための勉強をするべきです。会社が不満なら、ほかの会社に行けばいい。時間とお金は、使い方次第で大きく変わってきます。悪口には何の生産性もありません。私はムダ使いが嫌いなので、愚痴めいたこととか、マイナス要素の話はしないことにしています 。
そういう意味では、ブラッシュアップ講座の受講費用は生きたお金の使い方?
エステに行くことを考えたら、決して高い額ではないと思うし、外見も内面も磨きあげられてお得。マナー、話し方、メーク、ポジティブシンキングなど一生役立つことを、一流のプロから直接学べるのですから、とても安いと思います。そのエッセンスは、この本『美人オーラをつくる!』にしっかり書きました。ただ、知識としては知っていても行動が伴わなかったら意味がありません。だから、いいと思ったことは、すぐに行動に移してほしいんです、素直にね。人生一度きりなのですから、自分磨きをしなければもったいないですよ。
そうして、日本の女性たちが身も心もキレイで感じがよく、他の人のことを素直に褒められるような人たちが増えれば、世の中はきっとよくなります。
 TOP